Video Business Letter : 優先順位

株式会社ジパング・ジャパンは中国・香港・台湾向けのマーケティングを支援します。ビデオビジネスレター(6分音声付)ご覧ください。

日本はOECD加盟諸国35位中20位、主要7カ国では40年連続最下位です。

何の数字でしょうか。

これは日本の労働生産性の世界順位です。

これを見ると一向に給料が上がらないのも納得いきますね。

さて、生産性とはなんでしょうか?

簡単に言いますと、アウトプット÷インプットのことです。したがって、大きな労力で小さな成果しか上がらないと生産性は低くなります。

生産性の問題は政府が進めるIT化だけで解決されるのでしょうか?

上司への確認、クレームへの過剰反応、過剰サービスなどの過剰インプットは日本の文化慣習に根付いています。

インプットが労働過剰になるとブラックになります。
アウトプットが薄利多売になるとデフレになります。

なぜ、そうなるのでしょうか?

ビジネスの優先順位の考え方が間違っているのです。

優先順位を「緊急性」と「重要性」で考えてしまいます。

図 縦軸に重要度、横軸に緊急度をおいて考えます。

緊急性が高いAの部分の優先順位は高く、Bの部分は重要でもいつも後回しです。

人手も足りず仕事に追われ、考える暇なく一日が終わります。

このBの部分こそが、マーケティング戦略だったり、新分野への参入であったり、成長課題への取り組みなのです。

緊急性と重要性を重視しすぎると人手不足を生みます。いつも忙しくマーケット戦略を実行することもなく、薄利多売の状況です。

優先順位は「成果」と「難易度」で考えるべきです。

図 縦軸に成果、横軸に難易度を置いて考えてみてください。

⓵は今しなければいけないとわかります。優先順位が高い仕事です。簡単に成果が上がることです。

②は成果は期待できそうですが、難易度が高いために戦略や分析が必要になります。中長期的な取り組みです。

⓷は難易度は低いけれど、成果があまり期待できない仕事です。本来ならば手が空いた時にやるか、人任せにしていいことです。

もちろん、難易度が高く、成果がみられない④はやってはいけないことです。優先順位を決めるうえで最も大切なことは、手を出してはいけないことも知ることです。

図を見る限り④はやってはダメだと理解できますが、⓵の優先順位の次を⓷にしてしまうことが結構あります。得意分野で勝負といったことろでしょうか。しかしは薄利多売につながるだけです。

さらに悲惨な結果は、マーケットの環境が悪い方向に向かった時、⓵のビジネスが⓷のビジネスに移ります。それもたいてい気づかないままでのゆでガエルで。

したがって②を次の優先順位にしなければなりません。
薄利多売に陥らないためのマーケティング戦略。マーケットのニーズを先取りする新分野の参入など成長課題は個人でも組織でも当てはめてられます。

たとえば、優秀だと言われた人が大臣になったとたん、とんでもないことをやらかし失脚した場面をよくニュースで見ますよね。

優秀な人は、右肩あがりの一直線で能力を磨いてきたかも知れませんが、実はポストが必要とする能力には届いてなかったのです。

②の優先順位をないがしろにしますと、右肩上がりの会社でも、勢いが足らず、マーケットの高波にのみこまれてしまします。

②の取り組みを一緒に考えていきませんか。
私どもの提案は、優先順位が低いと見られがちですが、実はそうじゃありません。

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新年あけましておめでとうございます。

年明け早々に九州では地震となりお見舞い申し上げます。「災」の年はまだまだ続く気配がありますが災害は「絆」で何とか乗り越えてきました。

しかし世界は米中間、日韓間の問題のように大転換の時代に突入し、また景気の問題、人手の問題、お金の問題と世界情勢どころではない身近な問題も積みあがってきそうです。

切っても切れない「絆」によって「災」は乗り越えてきましたが、いろんな価値観がぶつかる大転換期には、相手の全てを自然と受け入れる「絆」を見出すのはもはや難しい話かも知れません。

しかし、こんな時でも part of you の感覚、相手の中に何かの接点を見つけことはできそうです。その接点を結びつけていくと、ひょっとしたら Universality 普遍性につながるのかも知れません。

国内マーケットではさらに絆を強化し、海外マーケットでは  part of you を見出していきたいと思います。

いつもありがとうございます。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
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ヒーローの時代は終わる

 

 今回の米大統領選の一つの焦点は、グローバル化の反省である。日本でも89年に冷戦が終焉すると、一転してグローバル化の中で苦労した。グローバル化は先進国にとって格差を生むんだ。しかし、一方発展途上国はこの4半世紀で先進国との差を大きく改善した。後進国が中産階級層を持つまでになったのはグローバリズムの成果だろう。

 先進国の格差はビジネススタイルでの格差になった。それは知識労働とマニュアル的作業のマックジョブの所得差の拡大を意味する。以前はマックジョブスタイルでも、家が買えたが今は買えない。一方知識労働につける者の数もあまりにも限定的になった。通信・IT、データ解析などの一握りのエリートだけで数万人、数十万人の雇用を作れるから、ヒーローとなる少数のエリートがいれば、それで十分事足りるのだ。また世界の新中産階級層市場の拡大が少数のエリートをさらにヒーローにした。

 しかし、これはグローバル化の第1期の出来事だったかもしれない。

 2020年あたり以降、第2期のグローバル化は大きく変化するのではないだろうか。

 第2期のグローバル化のキーワードは、多様化だろうと思う。そしてこの多様化によって、一人のヒーローが数万人の雇用を作ることはもはやできなくなるかもしれない。ヒーローは人工知能に代わるだけか。

 新中産階級層は、成功の自信と生活の余裕によって急速に多様化が進むかもしれない。

 先進国では大きな変化が出てくるか。グローバル化によって辛酸をなめた敗者たちの反乱とでも言わんばかりに、これまでのビジネス中心の考えを捨て自らのライフスタイルを中心におく人々が出現するかもしれない。ライフスタイルを人生の中心に置くとは、モダンに見切りをつけた「新古代主義者」を大量に生むことを意味するのかもしれない。また一時話題になったゆとり世代が活躍するかもしれない。彼らは組織人間としては多少もろいが、高い感性を持った人たちだ。ひょっとすると世界の新中産階級層は、ヒーローよりもこのような些末な人々により共感するかもしれない。

 ならばビジネス・スタイルは変わるだろう。多様化は一人のヒーローが何万人の雇用を作ることを困難にさせるからだ。多様化の中では、一人の企業家やアイディアマンが作る雇用はたかが知れているし、当たる確率はさらに小さく、当たったとしてもすぐ飽きられるかもしれない。

 何万人と雇用を生むヒーローが生まれにくい時代になるだろう。大企業は思うように利益を上げられず、解体されるかいくつもの小組織に分割され、緩い関係で組織形態を継続するようになるかもしれない。グローバル第2期では今の中小企業のサイズが最適になるのかもしれない。

 もし、本当に大企業の値打ちが急落する時代が来るならば、マス・メディアは未来を暗黒の時代だと書き立てるだろう。

 しかし、いつの時代でも重要なことは、暗黒は夢を描けないことではない。また希望とは夢を描くことでもないということを知るべきだ。希望とは踏ん張って、踏ん張った先に、何かしら見えてくるものだからだ。

ジパング・ジャパン
代表 吉野晋吾

 

私たちは何をどう取り組みたいのかーまことに勝手ながらの意見ー

未来社会を考えるために勝手ながらの史観で考えてみる。

「楽」したい。最近よく思う。人間の一番の願いは「楽して生きたい」であろう。気楽に人生を謳歌してみたいものだ。しかし楽するためには、「生産性の向上」がなければいけない。単位時間当たりの収入が増えないといつまでもたっても楽はできない。生産性の向上こそが人類の望みなのだと勝手に決めつけてみた。

 

人類の最初の産業は農業だった。が、狩猟生活から農業生産に移ったこと自体を進化とはいえない。なぜなら、農業生産を拒絶していた民族もあるからだ。日本人は最終的に農業を受け入れたが、一気にというより遅い歩みだった。海に囲まれた日本では当初農業より海産狩猟の方が生産性が高かったためだ。海でも陸でも日常生活を支えてくれる豊穣神をあがめ、生産性の向上こそが進化だった。

 

農業生産が本格化すると農業の安定した生産性は日本を変える。神の与えた生産性の向上は日本人に余剰時間と余剰階級を与えたのだ。前者はモノづくりを加速させ、後者は政治制度を発展させた。職人(専門家)と支配者(政治家)が誕生した。これまでは「生活とは何ぞや」の歴史のテーマで時代は流れていたが、この時から近代に至るまで、政治が歴史の中心的テーマとして記述されていくようになる。政治の時代の始まりだった。

 

日本人は「政治とは。統治とは何ぞや。」を考えた。そしてその究極が「人を殺傷する」正義があるということにたどり着く。農業の拡大は人の定住と集中を促し、狩猟生活時に比べ、子育てが楽になるため人口は常時増加傾向となっていた。人口増加は常に生産性を超えて拡大し、再分配が大きな問題となり続けた。そこで粛清や侵略が正当化される。武士の教えにそのことは記されている。武士道は新渡戸稲造によって美しく書かれたが、究極のところ、自他含めた殺人の正当化の理論である。この時から神に代わって、死後を考える仏教が宗教の中心となった。

 

モノづくりはこの時代内側に押し込められていき、統治技術は武士を通し外側に広がっていく。時代が次に大きく動くのは近代を待たなければいけなかった。次の新しい時代はお金に価値(金利)を与えた。この新時代から通貨は正確性と迅速さにおいて最高の情報媒体になった。価格という記号情報がモノを、そして世の中を大きく動かす時代となる。

 

またこの情報媒体はいち早くマーケットを見つけるのに適していた。マーケットが目の前に突然現れると、それまで内側に(身近な生活に)向いていたモノづくりが外に向かって動き始める。それと同時に過去1500年培ってきた政治技術は組織という新しシステムを形成し、モノづくりが産業になるのを助けた。この時代は「金儲け」とは何ぞやが最も大きな歴史的テーマになり、最も豊かな国が世界を支配するビジネスの時代となった。

 

しかし近代は政治をさらに外側に広ることに成功し、人類は組織的な大戦争を経験しなければいけなかった。また巨大マーケットの恩恵を得るためにはグローバルスタンダードの根本思想であるキリスト教的思考および行動を学ぶ必要に迫られた。ビジネスの時代は今も継承されている。経験したことのない生産性の上昇に日本人は踊らされ、神を忘れたのかも知れなかった。

 

さてさて、未来はどうなるか?

IT技術が大きなカギになろう。貨幣はあくまでも単純な記号情報に過ぎなかったがITはその何万倍の情報を、貨幣より早く広く正確に伝える能力を持つ。モノづくりは巨大マーケットを目指して外に大きく広がるだけでなく、今後は複雑な情報をもとにうまれる多種多様性と、一方でわかりやすいストーリー性が強く求められてくるだろう。

 

多様化の進展は政治の限界を明らかにしていくかもしれない。そして政治は今まで以上に内側に深く入っていかざる得なくなるだろう。1500年に及ぶ政治制度の進化のスピードは急速に落ちるかもしれない。政治の時代の終焉かもしれない。人々は政治家に任せるよりも、ITを使って多種多様で大量の政治的意見・見解をまとめ上げるほうが効率がいいことに気付くかもしれない。

 

そしてITは価格情報を凌駕するだけでなく、価格単位をも変える。すでに株式マーケットのアルゴリズム売買は1円単位以下で高速取引がなされている。我々の身近な取引やサービスは0.001円単位で高速に評価されるかもしれない。0.001円の商品であっても1000人の人が買えば1円になるし、100万人では1000円に。さらに100年先の先物買いが入れば合計100億人の人が買うことになり、1000万円の価値になる可能性もある。これもITのなせる業か。人類が経験してないマーケットや取引が始まるかもしれないし、それまで見捨てられた1円以下の価値を集めた組織性の弱い巨大資本が生まれる可能性もある。

 

これまで単純化が生産性を上げていたのが、多様化こそが生産性の向上のカギになることがIT社会で証明されれば、快適な生活を守るために政治があるという考えが、うそっぽく聞こえるようになるかもしれない。人々は誰かに統治される安心よりも、自分で生活の質を高めることに興味を強く持つようになるだろう。これは古代人が「生活とは何か」をテーマに考え生きてきたことに戻るのかもしれない。そして宗教は目にみえない部分を語る宗教よりも、目に見える日常文化を語る現世的な神に代わっていくかもしれない。

 

一番大きく変わっていくのはモノづくりだろう。本当に自分の人生を豊かにするものとはなにか。狩猟のために作った道具や農業のために作った道具、そして日常生活を豊かにするために作った道具とは何だったのか。そしてマーケットに翻弄されたモノづくりとは何だったのかを考えていけば、きっと未来の人たちがヒントにするようかストーリーが生まれるのではないかと信じてみたい。

 
ザ・九州特区管理人 (株)ジパング・ジャパン 代表 吉野 晋吾

 

年頭のご挨拶

STORY 2016

 文字がない時代から印刷が普及するまでは人々のコミュニケーションは口伝え(ものがたり)が一般的でした。しかし印刷技術が発展し、ビジネスの組織化が進むと、仕事上でのコミュニケーションは、ストーリーから報告書やマニュアルなどに代わっていきます。さらに20世紀に入り、職業の専門化が進むと、業界用語、専門用語などより記号化されたものになっていき、ストーリーはビジネス上効率が良くないものとみなされます。そしてビジネスは記号によって分析され、評価されるようになりました。この記号化されたコミュニケーションは教育の普及とともに拡がります。

  私が20年前証券から広告の世界に入った頃、大きな仕事をしてきた先輩によく言われました。「これだけお金をかけたからと言ってすぐに効果があがると思うな。広告は砂漠に水を撒くのと同じなのだ」と。「最初はどんなに水をかけても浸み込むだけで、量が少ないとすぐに干上がってしまう。かなり水を撒いた後、徐々に水面が見えてくる」。広告に莫大なコストがかかる時代でした。

  時代は大きく変化します。ソーシャルメディアの登場です。大きく変化したのは、新聞やTVなど既存の媒体枠を超えて情報量が膨大になったこと。そして、これまではいろんな問題を記号化された公式で解いて満足し納得していた人々が、ジレンマなど公式で簡単に解けないものを重視するようになってきたことでした。

  ストーリーは近代化とともに小説やエンターテイメントなどの世界に封じこめられてきましたが、今ビジネスの世界に躍り出つつあります。その証拠に大手コンサルタントなどは記号化され、箇条書きのパワーポイントを使ったプレゼンをやめ、印象的な写真とストーリーで行う新たな試みが出てきています。

  ビジネスコミュニケーションも大きく変わりつつあります。独フォルクスワーゲンや日本の大企業がそうであったように「我々は競争に勝ってNo.1になる」という記号化されたヴィジョンでは社員も社会ももはや熱狂させることはできなくなったことに気づかなければなりません。経営者が描いた未来の中に聞き手が自分の姿を見るようにしなければなりません。将来像をいきいきと描くヴィジョンこそ人をかきたてる力があり、聞き手(社員や消費者)は行動をおこす気になるのです。ヴィジョンはストーリーでしか描くことができません。

  ストーリーはこれからますます重要になります。なぜならばストーリーはいたってシンプルで平等であり、聞き手にとって教育や学識は不要であるし、また時代を超越しているので、老若男女、人種・民族を問わない多様化社会にマッチします。そして聞き手は自然と学ぶ気持ちになるので一回聞いて覚え、この情報過多の中でも記憶に残りやすく、一人歩きします。この中でも最も重要なことは「ストーリーは相手に自ら結論をだす自由を与える」ことなのです。

  近代組織化の中で、報告書やマニュアルは上から下への命令の一つにすぎないものでした。もはや権力(命令)や金をつかって部下や消費者、社会は動かなくなってきたのです。そこでビジネスストーリーが見直されます。小説や映画などのストーリーは構成が複雑に作られていますが、ビジネスストーリーはもっと自由でシンプルです。また社員や消費者そして第三者が見つけたストーリーは企業が出すどんな声明や方針の発表、社長の年頭のあいさつなどより強い力を持ちます。

  最後に付け加えれば、ストーリーはマイナスのストーリーでもプラスにすることもできるのです。私が証券会社にいたころ尊敬する先輩がいて、こんな人が出世してくれたらと思っていたのですが、彼は部下の含み損の隠ぺいの全責任を取って辞職しました。これはマイナスのストーリーですが、もしこんな人がいたというストーリーが一人歩きしていれば社外では悪いことをしたが信用できる会社だと思われ、社内では悪いことを二度とすまいという雰囲気が自然とわいたでしょう。

  ストーリーはどんな些細な話でも相手の人生に大きく影響を与える可能性を持っていることを知るべきです。それをふまえ、自ら発信しようとするいろんな企業のストーリーテリングをサポートし、全世界に広く発信していくすべを開発することが私どもの使命だと思っています。どうぞ今年も企業PR・IRのお手伝いをさせていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

2016年1月5日

株式会社ジパング・ジャパン

代表 吉野晋吾

(The Kyushu Advantage, ザ・九州特区管理人)