原秀治の“わくわくイノベーション”コラム/柔らかい発想(第29話)

第29話:思考発想力で、仕事の花を咲かせよう

花などの植物が育つには、光と水、土づくりが必要です。

もしも、花が咲かない場合は、光がない、水が足りない、やり過ぎ、土が花に適さない、植える時期が違うなどの何らかの原因があります。

大切なことは、花が咲かない原因を調べ、その原因の解決方法を考えることです。

一方で、「頑張ってるから大丈夫。やってみなければ分からない。」と何の根拠もなく安易な結論を出す人が多いと感じています。

どんなに頑張っても、育て方が間違えば花は咲きません。頑張っている人も咲かない花も可愛いそうです。虚しくなります。

仕事でも同様です。業績不振なのに、「あの経営者は、あの社員は頑張ってるから大丈夫。」と安易なメッセージを語る人がいます。

本当に大丈夫でしょうか?これが本当の優しさでしょうか?

大切なことは、問題から目を背けるのではなく、正しい考え方により業績不審や地域低迷の原因と解決への方法を一緒に考えることなのです。

また、過去の成功が失敗になるケースもあります。花でも連作障害といって、昨年咲いた場所(農地)では、病気になり咲かないということがあります。

経営環境の変化が大きく早い現代には、思いつきや思い込みによる答えの出し方では、成果など望めません。問題の本質的な原因は何であり、その解決方法は何なのかを考える力と考え方を学ぶことが生き残る条件です。

柔軟な考え方により解決方法を考えたのなら、「大丈夫、おもいきってやりましょう!」というメッセージを伝えましょう。勇気ある一歩を踏み出す行動につながり、仕事の花を咲かせることができるのです。(第30話につづきます)

毎月開催している「わくわくイノベーション塾」では、参加者の想いと対話を重視した「オープンな共創の場」の提供により、皆さんと一緒に地域の未来を描いています。

 わくわくイノベーション塾の詳細は、下記リンクの「新着情報」でご覧になれます。

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原 秀治 氏

原 秀治 氏

株式会社ビズ・ナビ&カンパニー

シニア・コンサルタント 原 秀治

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☆原 秀治(はら しゅうじ)

☆所属コンサルティング会社

株式会社 ビズ・ナビ&カンパニー

・シニア コンサルタント(MBA)

・FAAVO福岡(ファンド最高運営責任者)

・わくわくイノベーション塾(主宰者)

 

☆専門領域 (企業コンサルティング&研修講師)

・イノベーション発想(未来シナリオ含む)

・戦略的問題解決(交渉術含む)

・意思決定と行動

 

☆開催セミナー&研修(主な実績)

・「わくわくイノベーション塾」毎月開催

・「地域×クラウドファンディング活用セミナー」随時開催

・「問題解決思考法」研修

・「問題解決のビジネス交渉術」研修

・「問題解決型リーダーシップ」研修

・「ロジカル シンキング」研修

・「クリエイティブ シンキング」研修

・「アイデア実現!ビジネスモデル作り」研修

・「地方自治体の政策形成」研修

・「新入社員の心構え」研修

・「プレゼンテーション力」研修

 

☆株式会社 ビズ・ナビ&カンパニー

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・tel:092-761-6130

・HP:http://www.biznavi.co.jp/

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清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第76話)

第76話:マーケティングは顧客との「貸し借り」のバランスづくりです。

 消費者金融が発するメッセージに「ご利用は計画的に」があります。借りたものは返す、世の道理です。返せないなら借りるな。これも道理でしょう。しかし、今の世情はどうやらそうではないようで、「返せそうもないが、まあ何とかなるだろう」といったお気楽モードも一部見られます。30年ほど前でしょうか、“Play Now,Pay Later”のキャッチフレーズがクレジット会社から流れていたことがあります。これも、楽しみは先に、但しその借りは返すように言い聞かせていたものです。

 最近は「勝ち組/負け組」に代表される二者択一的な判断基準が横行しているように感じます。どちらを選ぶかと言われれば、多くは負の状況よりも正の状況を選択したくなるのも人情です。しかし、一方の極があればその対極が必ずあります。両者のバランスによって人生は創り出されています。一方の極にのみ身を置いていると、どうしても思考の回路や、何よりも暮らしの姿勢自身が偏ったものになってしまいます。「偏見、偏狭、偏食、偏屈・・・」ほめられた言葉は並びません。

 ビジネスの世界も、経済的な対価のやり取りに限らず、業務上の貸し借りが常に存在します。なぜ自分だけがこんな思いをしなければならないのか、と苦渋に満ちた顔で現在の仕事を語る人がいます。しかし、終生そのような状況が続くわけではありません。その仕事は多くの人に貸しを作っているはずです。いつか利息がついて返ってくることがあります。ただ、その返済に気づかぬままでいることがあり、自分は貸しばかり作っていると思い込んでしまうようです。

 借りを作るよりも貸しを作った方が、将来が楽しみだと私は思っています。借りると返さなくてはなりません。それよりも、今の仕事がいつか廻って戻ってくることを楽しみにしていたいもの。マーケティングは、顧客への一方的な貸付ではなく、顧客から「ありがとう」の言葉が返ってくる、貸し借りのバランス行動ですから。(第77話に続きます)

 

清野氏 法政大学 講義

株式会社マップス 代表取締役 清野 裕司

Eメール: maps@mapscom.co.jp

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エコノミスト永濱利廣の経済コラム (第51話)

第51話:日本経済にとって、ここ2~3年が最重要

 失われた20年の影響もあって、企業経営者にデフレマインドがしみつき、なかなか楽観的にはなりにくい状況にある。売上が増えて利益が増える場合と売上はそれほど増えないものの、原材料などのコストが下がって利益が増える場合では、企業経営者の受け止め方が異なり、原材料コストの低下による利益増では前向きに考えにくい状況になっている。

 政府がデフレ脱却のために必要な指標として、消費者物価の上昇率、GDPデフレーターの上昇率、単位労働コストの伸び率、GDPギャップの4つを定義しているが、GDPギャップがまだマイナスであり、デフレではないもののデフレ脱却といえる状況ではない。

 2016年の経済成長が民間エコノミストの予測並みであれば、2016年度半にはGDPギャップが解消される可能性がある。デフレ脱却を確かなものにするという観点からみると2017年4月の消費増税はタイミングが悪い。ベストシナリオは消費税率を10%に引き上げても、経済の勢いが弱まらないように2016年中に景気を良くすることだろう。2016年夏の参議院選挙、2017年4月の消費税率の引上げなどを考えると、2016年夏までに景気をどの程度良くできるかが重要となる。

 現在の日本経済が一番避けなければならないことは財政破綻である。今、国の借金が増えながらも国債の信任が落ちない理由は、日銀が買っていることもあるが、間接的には政府の債務残高を家計の純金融資産が上回っていることもある。ただ、安倍政権以前はその幅が縮小傾向で、逆転してしまう可能性があった。それがアベノミクスによって、格差拡大などの問題はあるものの、経済全体を考えれば、株価が上昇し家計の金融資産も1,400兆円から1,700兆円に増え、政府債務は増えているものの家計の純金融資産との差は拡大し、財政危機は遠のいている。財政のプライマリーバランスも黒字化はしていないものの改善し、問題はあるもののマクロ経済政策という意味では成功している。直接的な経済政策で大切なのは、雇用環境をいかに改善させるかで、雇用も100万人以上増加し、完全雇用までには至っていないものの、失業率も低下している。あとは影の部分をいかに手当するかという意味でも、再分配を行う必要がある。

 2020年代半ば以降を考えると、団塊世代が後期高齢者となり、社会保障費のさらなる増加、生産年齢人口の減少幅が拡大することなど、様々な課題がある。社会保障費の削減が必要だが、急激な削減には問題がある。2014年はシニア層の消費が好調だったが、2015年はシニア層の消費が弱く、個人消費の落ち込みの一つの要因となっている。ある程度の金融資産を持つシニア層には社会保障も応分の負担を求めることや2021年をめどに預金口座へのマイナンバー適用の義務付けといった報道があり、将来の社会保障の姿を懸念して、消費を抑制した可能性もある。

 日本経済にとって、これからの2~3年が非常に重要な時期で、2018年3月に黒田日銀総裁の任期、さらに2018年秋には安倍首相の自民党総裁任期が終わる。2018年以降の金融・経済政策がどうなるかは日本経済にとって大きなカギを握るかもしれない。同じ方向であればいいが、政策が大きく変われば、日本経済の先行きも大きく変わる。好条件の揃っている間にしっかりとした成長戦略を実行すると共に緩やかに社会保障の効率化をはかっていくことが大切である。(第52話に続きます)

 

永濱 利廣 氏

第一生命経済研究所

経済調査部 主席エコノミスト

永濱利廣

 

エコノミスト永濱氏の新刊も是非お読みください。

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nagahama20161011企画提案、事後報告、業界予測──。自分のやりたい仕事を通すには、わかりやすさと説得力を兼ね備えたレポートをつくる力が欠かせません。でも、多くは「表やグラフを多用しすぎ」「論旨が脱線」「とにかく長い……」など、“残念なレポート”になってしまっています。長年、業界のプロや一般読者を対象に“読ませるレポート”を作成してきたエコノミストが、どんなレポートも見違える大原則を公開します。

原秀治の“わくわくイノベーション”コラム/柔らかい発想(第28話)

 

第28話:より楽しく輝いて生きるための車イスとは?

高齢者や体に障害をもった方々が、車イスで生活しています。
車イスを補助的な機能というモノではなく、インテリアなどファッションの1つとして考え社会に貢献したいという1人の女性の想いをテーマに、「より楽しく輝いて生きる車イスの開発」を「わくわくイノベーション塾」の仲間たちと一緒に楽しみながら考えてみました。

テーマから連想されるキーワードは、五感、笑顔、元気、デザイン、アート、素材、色、インテリア、旅行、家族、コストなどです。
これらのキーワードを「車イス」と組み合わせてアイデアを自由に発散しました。

アイデア発散の事例では、①「車イス☓映画バック・ツー・ザ・フューチャー(自動で締まる靴紐)」からは、自動で締まる安全ベルト。②「車イス☓映画007」からは、呼んだら勝手に来る車イス。③「車イス☓子供のオモチャ」からは、ショッピングモールで子供がアンパンマンの車に乗っているような大人の乗り物。④「車イス☓家族」からは、車イスに乗った高齢者が孫(赤ちゃん)を抱っこして乗れる車イス。⑤「車イス☓着替え」からは、座り慣れた家庭用のイスを車イスにセットできるパーツとしての視点などユニークかつ現実的なアイデアが発想されました。
このように、一人では浮かばないアイデアも、多様な価値観をもつ仲間たちと一緒に自由な空間の中で対話を繰り返せば、多くのアイデアが発想されます。

大切なことは、「無理、難しい、これしかない」と思い込むのではなく、「できるかも?」というポジティブな思考でアイデアを発散することです。天才や発明家だけでなく、誰も柔らかい発想という能力は身につけているのです。(第29話に続きます)
 

毎月開催している「わくわくイノベーション塾」では、参加者の想いと対話を重視した「オープンな共創の場」の提供により、皆さんと一緒に地域の未来を描いています。

 わくわくイノベーション塾の詳細は、下記リンクの「新着情報」でご覧になれます。

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原 秀治 氏

原 秀治 氏

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シニア・コンサルタント 原 秀治

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☆原 秀治(はら しゅうじ)

☆所属コンサルティング会社

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・わくわくイノベーション塾(主宰者)

 

☆専門領域 (企業コンサルティング&研修講師)

・イノベーション発想(未来シナリオ含む)

・戦略的問題解決(交渉術含む)

・意思決定と行動

 

☆開催セミナー&研修(主な実績)

・「わくわくイノベーション塾」毎月開催

・「地域×クラウドファンディング活用セミナー」随時開催

・「問題解決思考法」研修

・「問題解決のビジネス交渉術」研修

・「問題解決型リーダーシップ」研修

・「ロジカル シンキング」研修

・「クリエイティブ シンキング」研修

・「アイデア実現!ビジネスモデル作り」研修

・「地方自治体の政策形成」研修

・「新入社員の心構え」研修

・「プレゼンテーション力」研修

 

☆株式会社 ビズ・ナビ&カンパニー

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清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第75話)

 

第75話:感じたままに書かれた文章には、発信者の想いが溢れます。

 ビジネスのさまざまな場面で「提案力」「企画力」を良く聞きます。従来からも、企画することの重要性は唱えられてきました。現在の経営環境にあっては、従来にはない新しい発想が待たれています。

 提案することは、まだ知られていないこと、思いついていないことを「気づかせる」ことから始まるもの。既に分かっていることを改めて言われても、さしたる驚きもなく、「言われるまでもないこと」と無表情な答えが返ってくるでしょう。「気づき」を提示することは、聞く側にとっての感動を演出することに繋がります。そこに企画提示の楽しさ、面白さがあります。何も知ったかぶりをして告げることではありません。新しい見方や考え方を提示することです。マーケティング・スタッフに求められるのは、自分自身の「気づき力」です。

「世の中にある現象や事実に対して、自らが先ず疑問符を投げかけて考えてみる。なぜこのようなことが起きるのか、なぜ今、このような商品や店が受け入れられるのか・・・」幾つもの疑問を自分自身に投げかけてみる。何がしかの解釈が浮かんでくる。それからが問題です。書き残しておかなければ、自分の気づきがどこかに飛んでいってしまいます。忘れてしまうのです。

 折角思いついたのに、あの考えは何だったか。後になって思い出します。そして企画書に自分の想いを書き込もうとすると「作文」になってしまいます。抽象的な文章が並び、現象や事象は丁寧に説明しているのですが、感動を呼びません。心が揺れないのです。作り込まれた文章は、説明的です。必要なことは、自分が感じたことをそのままに表現する「感文」です。美しいものを「美しい」と書き込む力。感じたものがそのままに表現されることが、人への気づきを提供します。

 マーケティングは、未来を予見し、まだ見ぬ世界を描き出すビジネス・アプローチ。作り込まれた「作文」よりも、自分自身の感じた心から発信された「感文」にこそ夢の説明力が内在しているのです。(第76話に続きます)

 

清野氏 法政大学 講義

株式会社マップス 代表取締役 清野 裕司

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