原秀治の“わくわくイノベーション”コラム/地域未来を考える(第11話)

第11話:思い込みは、発想の蓋(ふた)

イノベーションへの最初のステップは、思い込みの蓋を外すことです。

これまでの経験による常識、思い込み、先入観、固定観念を疑うという言い方にもなります。

なぜ、思い込みはダメなのですか?という質問を受けることもあります。

私は、アイデア発想セミナーの講師も行いますが、「アイデアを自由に紙に描きましょう」という問いに対して、直ぐに「無理、難しい」と言い出す人がいます。他の人は、どんどんアイデアを描いています。

「無理、難しい」と言い出す人は、自分にはアイデア発想のセンスがないとか、生まれつき発想力がないなどと言われます。つまり、そう思い込んでいるのです。「自分には無理」という思考癖に陥っていて、新しいことを考えるとか創造する習慣が少なくなっているのです。発想力は誰にでもあるのです。自由に発想するという思考に蓋をかぶせているのはないでしょうか?

最近、医療業界について調べてみましたら、民間病院では、赤字病院の推移が、平成25年で70%、26年は77%とアンケート調査(全国公私病院連盟)で予測されていることが分かりました。

主な原因は、人口減少による患者の減少と国の財政難による診療報酬抑制策のようです。医療崩壊となれば、国民の生命や健康維持はどうなるのでしょうか?とても不安です。

ジリ貧状態が続いているのに、無策な企業・組織・団体が多いのは、過去の成功経験や常識から抜け出せないのです。いつまでも、「安定した職業だと思い込んでいる」のではないでしょうか?

結果的に、新しい方法を否定してしまい、自分たちが慣れたやり方に固執するあまりに先に進めないのです。何も変えきれずに衰退し続けているのです。(第12話に続きます)

 

毎月開催している「わくわくイノベーション塾」では、参加者の想いと対話を重視した「オープンな共創の場」の提供により、皆さんと一緒に地域の未来を描いています。

  • わくわくイノベーション塾と地域クラウドファンディング(FAAVO福岡)の詳細は、下記リンクの「新着情報」でご覧になれます。

http://www.biznavi.co.jp/news/161.html

https://faavo.jp/fukuoka

原 秀治 氏
原 秀治 氏

 

原 秀治 氏

株式会社ビズ・ナビ&カンパニー

シニア・コンサルタント 原 秀治

Eメール:shuji@biznavi.co.jp

URL: http://www.biznavi.co.jp/

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

☆原 秀治(はら しゅうじ)

☆所属コンサルティング会社

株式会社 ビズ・ナビ&カンパニー

・シニア コンサルタント(MBA)

・イノベーション ファシリテーター

・地域クラウドファンディングFAAVO福岡(プロジェクトマネージャー)

 

☆専門領域 (企業コンサルティング&研修講師)

・イノベーション

・問題解決思考

・ロジカル&クリエイティブシンキング

 

☆開催セミナー&研修(主な実績)

・「わくわくイノベーション塾~地域の未来を考える~」毎月開催

・「地域×クラウドファンディング活用セミナー」随時開催

・「誰でも分かるアイデア発想法」ワークショップ

・「戦略的思考(問題解決)」研修

・「問題解決のビジネス交渉術」研修

・「問題解決リーダーシップ」研修

・「やさしいロジカルシンキング」研修

・「クリエイティブ・シンキング」研修

・   地方自治体職員向け「政策形成」研修

・「新入社員の心構え」研修

・「プレゼンテーション力」研修

 

☆株式会社 ビズ・ナビ&カンパニー

・福岡市中央区舞鶴3-1-10 セレス赤坂門4F

・tel:092-761-6130

・メール:shuji@biznavi.co.jp

・HP:http://www.biznavi.co.jp/

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

 

清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第57話)

第57話:かけっこの一等賞を褒賞してもいいと思うのですが。

 いつの頃からでしょうか。小学校の運動会のこと。徒競走(かけっこ)で一番にテープを切ろうが、最後にゴールにたどりつこうが、一等の子が褒賞されることがなくなってしまいました。

 既に、セピア色の写真を眺めるような時を重ねて来た者として、その昔を懐かしんでいるわけではありません。一番でゴールのテープを切った時の感激、何着かに敗れた時の悔しさは、未だに残る記憶の一つです。

 1番も2番も、そして最後の到着も、皆一様にゴールを目指して精一杯頑張ったのだから、全員でその頑張りをたたえあうこと。確かに一理あるようにも思われますが、一番にゴールした者は他者より、間違いなく早く目的地に到着した者であり、走るという能力では、そのグループ内で誰よりも勝った能力を発揮した者です。最後に到着した者は確かに頑張ったが、徒競走という同一ルール内の場では力を発揮し切れなかった者でもあります。そこに優位な差はないでしょうか。

 よく聞かれる言葉に「何事にも平等な対応をする」ことの重要性があります。確かに正論に聞こえます。しかし、そこでの平等とは何でしょうか。皆を同じく捉え、差を明示しないことでしょうか。同じルールに基づいて行われたことで生まれた差を、明快にすることの方が重要なのではないかと思います。

 算数で100点を取った子と徒競走で一等賞を取った子は、共にある分野で有為さを持った子であり、それ相応の対応をすることを考えることも考えてみてはどうでしょうか。(第58話に続きます)
  

清野 裕司 氏 オフィスにて
清野 裕司 氏 オフィスにて

株式会社マップス 代表取締役 清野 裕司
Eメール: maps@mapscom.co.jp
URL: http://www.mapscom.co.jp

books
清野裕司氏の書籍はアマゾンページからご購入いただけます。
(写真をクリックしていただくとアマゾンページに移動します)
 

エコノミスト永濱利廣の経済コラム (第34話)

第34話:TPPの本丸は直接的経済効果にあらず

 TPPは、関税の直接的なメリット・デメリットのほかにも、環太平洋地域内でビジネス環境が統一することで、間接的なメリット・デメリットが生じる。

 具体例には、まず貿易が活発化することで、商社や倉庫業などがメリットを享受できる。また、TPPにより国家間のビジネス環境が収斂されるにつれ、日本固有の雇用規制にも圧力がかかる可能性もある。そうすると、雇用規制緩和が進むかもしれない。

 TPPにより直接的な打撃を被る産業としては農業が頻繁に挙げられるが、同時にTPPは日本の農業にとってイノベーションのチャンスにもなると指摘する意見もある。これもTPPの間接的な影響力を考慮しての意見である。

 例えば、日本の農業においては、TPPにより農地の売買が自由になることが期待されている。今の規定だと企業が農業に参入する場合は役員の何割かが農作業に従事しなければならないことになっている。これが変わらない限り企業の農業のハードルは高く、それでは農業にイノベーションを起こすことは難しい。

 そこで、この規定を変えるために、安倍政権も成長戦略の一環として農地法の改正を5年後に検討する、と昨年打ち出したが、まだまだ先の話である。しかし、TPPが締結されると、農業の競争力を高める圧力が否応なくかかるため、こういった規制改革も後押しされるのでは、と考えられている。

 医療の分野でも、直接的な打撃を受けることはないかもしれないが、今も特定の治療方法に限って例外的に認められている、混合診療が広がる可能性がある。

 混合診療とは、保険診療と保険診療外の診療を併用し、医療費に健康保険で賄われている分と賄われていない分が混在することを認めることである。混合診療が認められると保険外の治療が増えるため、保険外診療ができる都市部の大病院などに患者が集まり、町の開業医などが打撃を受ける。

 以上の通り、TPPはその直接的な効果への期待よりも、合意によりいろいろな日本固有の規制に改革圧力がかかる、というところに大きな期待が寄せられている。逆に言えば、それが反対派に警戒される理由でもある。

 TPPの直接的な経済メリットは約3兆円と報じられているが、上記に挙げたような間接的な経済メリットも含めると、TPPのメリットの総額は約10兆円との試算結果もある。(第35話に続きます)

永濱 利廣 氏
永濱 利廣 氏

第一生命経済研究所 経済調査部
主席エコノミスト 永濱利廣

エコノミスト永濱氏の書籍をご案内させていただきます。書店やネット(下の写真をクリックしてください)でお買い求めいただけます。

永濱利廣著
永濱利廣著

図解 ピケティの「21世紀の資本」
トマ・ピケティの『21世紀の資本』が世界的に注目を集めました。
しかし、原著(日本語版)は700ページを超え、完全に読みこなすのは難しいものとなっています。
本書では、難解な点を図にまとめたほか、ポイントを絞って原著に忠実に全体を解説しています。
あわせて、ピケティの著書や発言を参考にして、日本における格差問題やアベノミクスの評価について独自の解説を加えています。
800円+税 ()イーストプレス http://www.eastpress.co.jp/shosai.php?serial=2378

原秀治の“わくわくイノベーション”コラム/地域未来を考える(第10話)

第10話:考える人と悩む人の思考行動パターン

最初から答えのない時代。自分で答えに近づく仮説を考えることが必要です。

ところが、答えを考える人と答えを考えることに悩む人の思考と行動パターンの違いが大きいことに気づくことがあります。

では、考えると悩むとの違いは何でしょうか?

考える人の思考パターンは、自分には何ができるのだろうかと問題を自分ごととして捉えます。どのようにすれば、解決することができるのだろうと前向きであり、問題や解決方法について必要な情報を集めて整理や分析していきます。そして、ある程度の仮説を描くことができたら行動しています。結果的に何かを変えていきます。イノベーションを起こしています。

悩む人の思考パターンは、自分に何ができるかではなく、他人や周りの環境の変化に期待しています。自分には変えられない・無理・出来ないと後ろ向きであり、情報を集めないか集めただけで終わっています。そして、ゴールが見えないので行動もしません。結果的に何も変えませんし変わりません。

無理・出来ないの理由(言い訳)を考える思考癖に陥っています。

私も悩むことはあります。ただ、悩むと考えるの違いを認識しているので、悩むから考えるに思考を切り替えることができるようになりました。

悩んでいると気づいたら、早く考えるに思考を切り返すことが必要なのです。

また、答えを考えようとしても答えが出ない。答えをどうやって考えれば良いのかも分からなくなり、いつの間にか考えるから悩んでしまっているということはないでしょうか?

まずは、ゴールイメージを描くことが必要なのです。そして、そこから逆算して、明日からどのような行動をすると良いのかを考えれば良いのです。(第11話に続きます)

 

毎月開催している「わくわくイノベーション塾」では、参加者の想いと対話を重視した「オープンな共創の場」の提供により、皆さんと一緒に地域の未来を描いています。

  • わくわくイノベーション塾と地域クラウドファンディング(FAAVO福岡)の詳細は、下記リンクの「新着情報」でご覧になれます。

http://www.biznavi.co.jp/news/159.html

https://faavo.jp/fukuoka

原 秀治 氏
原 秀治 氏

 

原 秀治 氏

株式会社ビズ・ナビ&カンパニー

シニア・コンサルタント 原 秀治

Eメール:shuji@biznavi.co.jp

URL: http://www.biznavi.co.jp/

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

☆原 秀治(はら しゅうじ)

☆所属コンサルティング会社

株式会社 ビズ・ナビ&カンパニー

・シニア コンサルタント(MBA)

・イノベーション ファシリテーター

・地域クラウドファンディングFAAVO福岡(プロジェクトマネージャー)

 

☆専門領域 (企業コンサルティング&研修講師)

・イノベーション

・問題解決思考

・ロジカル&クリエイティブシンキング

 

☆開催セミナー&研修(主な実績)

・「わくわくイノベーション塾~地域の未来を考える~」毎月開催

・「地域×クラウドファンディング活用セミナー」随時開催

・「誰でも分かるアイデア発想法」セミナー

・「戦略的思考(問題解決)」研修

・「問題解決のビジネス交渉術」研修

・「問題解決リーダーシップ」研修

・「やさしいロジカルシンキング」研修

・「クリエイティブ・シンキング」研修

・   地方自治体職員向け「政策形成」研修

・「新入社員の心構え」研修

・「プレゼンテーション力」研修

 

☆株式会社 ビズ・ナビ&カンパニー

・福岡市中央区舞鶴3-1-10 セレス赤坂門4F

・tel:092-761-6130

・メール:shuji@biznavi.co.jp

・HP:http://www.biznavi.co.jp/

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

 

清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第56話)

第56話:車内観鏡(かんきょう)行動は、現代生態のひとつでしょうか

 通勤時間はほぼ1年365日変わらないので、毎朝合わせる顔も殆ど同じです。いつもの位置に立っていると、やはり同じような時刻に見慣れた顔が並んでいます。しかも、その仕草も殆ど変わりません。電車に乗り込むやいなや、直ぐに新聞を広げて読む人。スマホの画面を一心に見つめてメールを読む人。夜勤明けであろうか、朝から缶ビール(発泡酒)を飲む人。朝から既に帰路を夢見ているのか、布団からそのままの姿で車内に居るような寝姿の人。十人十色の花盛りです。

 しかし、中にいつもとは違う姿が混ざっていると却って奇異な感じがしてしまいます。見慣れるということは、自分の視野にある人の姿が固定的な景観になっていて、違った姿が気になるものです。

 故郷に帰るのでしょうか、大きな荷物を持ち、子どもの手をひいた母親。通勤時間には余り乗り合わせることのなかった高齢の人。

 そして、これから街に繰り出すと思しき若い女性集団。車内に空白の場所があると、競うように着席。そして持ち出す。目の周りや眉、そして髪の周りがよほど気になると見える。揺れ動く電車などものともせず器用な手さばき。ビューラーをとりだし、まつげが気になるようです。マスカラをつける。勿論一方の手には手鏡。集団の中の個人技が延々と続く。見るでもなく、その動きが自分の目の中に入ってきてしまいます。もう終わりかと思うと、今度は眉が気になるらしく、アイブローを使い出す。よほど手先が器用な人たちと見受けられます。小さな鏡には何が映っているのでしょうか。まさに「車内観鏡」の集団。

 他者との深いコミュニケーションをしなくなったような現代人。集団において持つ鏡。その鏡の中に何を観るのでしょうか。(第57話に続きます)

九州生産性大学セミナー
九州生産性大学セミナー

株式会社マップス 代表取締役 清野 裕司
Eメール: maps@mapscom.co.jp
URL: http://www.mapscom.co.jp

books
清野裕司氏の書籍はアマゾンページからご購入いただけます。
(写真をクリックしていただくとアマゾンページに移動します)