清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く(第1話)

株式会社マップス代表取締役清野先生に寄稿していただき「マーケティング・コラム/風を聴く」をスタートました。先生は「寺子屋式 手習いマーケティング」など多くのマーケティング書を出されているマーケティングプランナーです。

第1話:マーケティングは「市場」変化を感じるガイド

 21世紀になって既に10年以上の時が積み重なりました。世の中にはさまざまな変化が起きています。変化する状況に合わせて生きていくために、経営にも新たな思考力が求められています。過去のやり方や考え方を頑強に守ろうとするだけではなく、現実を直視して、変化適応型の柔軟な経営の仕組みをつくることです。

 会社は生き物です。生き物は自分が生きていく環境に合わせて生命を維持し進化します。変化にうまく乗り切れずに進化を止めてしまうことを、最近は進化を止めた島の名前を使って「ガラパゴス」などとも言われます。自分の周りが変わっているのに、自分は変わらない。それでは時代に取り残された存在になってしまいます。その時々に起きている変化が、いつの間にか社会の当たり前の風景になる時代です。

 そのような変化に適応した経営を実践するためのガイドが「マーケティング」の考え方です。マーケティングは「Marketing」。分解すれば「市場(Market)=交換の場」の「現在進行形(ing)=変化」に、交換の主体者として積極的に関わっていこうとする経営のことです。

 市場には息遣いがあります。財や情報を提供し、受けいれて貰おうとする送り手(主に企業)の熱い息吹。多様なモノを取捨選択して自分らしいものを取り込もうとする受け手(お客さま)の熱い想い。その両者の出会う「場」こそが「市場」です。そこには、両者がぶつかり合って、風が吹いていると見ることが出来るでしょう。時代の息吹です。

 今、市場にはどのような風が吹いて動いているのでしょうか。風の音に耳を澄ませていると、次代に向けた風の通り道から、経営の舵取りの道標が浮かんでくるかもしれません。

 マーケティング・コラム「風を聴く」は、今の時代の息吹や息遣いを、マーケティング思考で聞きとるために、その基本的な考え方をとりまとめたものです。読者の皆様と一緒に、今の時代の風の音色を聞き取りたいと思います。(次回第2話に続きます)

kiyono

清野裕司 (せいの ゆうじ)略歴

1947年  香川県高松市生まれ。5歳から東京
1970年  慶應義塾大学 商学部 卒業 マーケティングを専攻
同  年  キョーリン製薬㈱入社(マーケティング室)
1973年  三井物産㈱食品部食糧総括室 入社 外食産業のマーケティングを担当
1976年  十和㈱(現㈱アスティ)入社 マーケティング部,販売促進部
1981年  ㈱マップス創設
現在、同社の代表取締役 業種業界を超えたマーケティング・プランナーとして、
2,500種類のプロジェクト実績。

books
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著(訳)書
「寺子屋式 手習いマーケティング  201312月/泉文堂
「市場を拓くマーケティング・エクササイズ」  2008年10月/生産性出版
「スーツを脱いだマーケティング」  2006年12月/泉文堂
「主観マーケティング」  2001年4月/泉文堂
「マーケティング発想力のつく本」  1994年9月/泉文堂
「知的腕力によるマーケティング・プレゼンテーション」  1991年1月/泉文堂
「究極のCI戦略」  1988年5月/泉文堂
「ビジネス参謀のパソコン活用法」  1981年11月/泉文堂
「現代マーケティング論」 (共訳)   1973年12月/有斐閣

投稿者:

ジパング・ジャパン

「にっぽん」を世界へ、情報発信していく会社です。

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