清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第108話)

第108話:Japanモデルの源流は「和・真」にあると思います。

 11月22日の「いい夫婦の日」に、生命保険会社の調査結果が掲載されていたことがあります。夫婦が長持ちをする秘訣を漢字で表すと何になるかというものです。そこで、男性も女性も共通に上がった漢字が「和と真」でした。これに加えて、男性は「愛」や「絆」が、女性は「忍」の字が挙がっていました。

 そもそも「和・真」の二文字は、日本人の心の奥に何となく潜んでいる精神文化の原点ともいわれています。基本をその心に置いて、加えて「賢実,斬新,好奇心,挑戦,夢・・・」日本がかつて成長の軌道にのって邁進していた時に持ち続けていた心です。いつから忘れてしまったのでしょうか。「ありがとう」「ごめんなさい」「失礼します」「おかげさまで」・・・日常に行き交うお互いを思い遣り、慮る言葉。いつから置き去りにしてしまったのでしょうか。

 「和」は「なごみ」です。決して「癒し」ではありません。ほっとするのは、自らが「和む」ことです。人に何かをされるのではなく、自分自身でかかわりを持ちながら、一つひとつを丹念に仕上げていく達成への想いが基本にはあるはずです。

 「真」は「まこと」です。他者に対して親切にして欺くことのない誠意です。何をしても自分がよければそれで良いという考えではありません。他者を思い遣る心が底流にあるはずです。

 日本型ビジネスのスタイルは本来、そのような「和と真」の心を内包したモデルではないでしょうか。他者の良いところを積極的に取り入れ、加工し、新たに創り上げる力。決して人真似ではなく、創造性に富んだ、一人ひとりの感性が結実したものです。

 日頃の心がけが、いつか社会の規範をつくりだすものです。してみると、今の社会で、「和と真」を実感するのはどのような場面でしょうか。(第109話に続きます)

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 2016年11月の九州生産性本部での授業風景
株式会社マップス 
代表取締役 清野 裕司

当ブログの寄稿記事を元に加筆編集しました新書が出ましたので是非お読みください。

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「清野裕司のマーケティング考 風を聴く」

今、経営に新たな思考力が求められています。市場にはどのような風が吹いているのでしょうか。風の音に耳を澄ませていると、次代に向けた風の通り道から、マーケティング思考で未来への道標が浮かんでくるかもしれません。それはまた、自分の心に吹く風の音を聴くことにも繋がるのではないか考えました。

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投稿者:

ジパング・ジャパン

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