清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第168話)

第168話:「マーケティングの役割は何ですか?」に自分の答えをもとう。

 長きにわたってマーケティング・スタッフの仕事をしていると「そもそも」の本質的な質問を受けることがあります。「マーケティングの役割は何か」というのも、その内のひとつだと思います。答えは様々です。

「驚きと感動を与えてくれる/生活に潤いと癒しを与えてくれる/時間消費、空間消費の無駄を無くしてくれる/情報の選別の基準を示してくれる/調べたいことが直ぐに分かる/自分が何をしたいか選択肢を準備してくれる/自分の秘書代わりになってくれる/購買環境を整備し、簡単に買い物ができる/安全、安心を提供してくれる」といったことから、「自らの日々の行動を見直すインデックスである。/仲間を増やす思考・態度のアドバイザーである。/仲間(顧客)を生み出す仕組みである。/過去を振り返り、未来を描くガイドである。/自らの生長の尺度である。」といった答えまでに広がっていく。

 そのようなやりとりをしていると、マーケティングに対する自分なりの定義も浮かんでくるものです。私にとってのマーケティングは、次のように定義しています。

 マーケティングとは、「常に相手の立場に立って自らの行動を見つめ直す思考の体系」。組織行動に限らず個人の行動にもまた、マーケティングは内在すると考えられる。自らの行動を評価し判断を下す相手は誰かを理解することから、マーケティングは始まる。

 自らを取り巻いている環境の変化を如何に自分自身の問題として意識し、そのために今自分達は何をしなければいけないのかを常に見極めていくことが必要である。自分が相対している対象者(企業にとってみれば顧客=生活者)は、何をしてくれたならば喜んでくれるのだろうかという発想を忘れてはならない。

 マーケティングは、企業が市場を操作する為の手段体系ではなく、いつも相手の立場に立って自らの行動を見直し、その行動自身を律して行く思想体系とも考えられる。(第169話に続きます)

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 2016年11月の九州生産性本部での授業風景
株式会社マップス 
代表取締役 清野 裕司

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清野裕司の「ビジネス心論」


今、マーケティング・スタッフには効率よく作業をこなすためのスキルを高めることよりも、幅広い視野で変化を敏感に捉える感度(センス)が問われています。起きている現象を見る目だけではなく、時にもう一つの目(心眼)を開いて、今迄と今を見直し、明日への道を切り拓いて行くように、自らの心に問う学びの志です。
学ぶこと考えることの楽しさを知った自らのビジネス体験を、次代へと歩み行く方々に伝承しておきたいと考えて「心論」と題しました。

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ジパング・ジャパン

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