清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第131話)

第131話:「がんりょく」には「眼力」と「顔力」の二つがあるようです。

 ここ数年の夏は、「猛暑」「酷暑」「炎暑」と徐々に形容詞のレベルが高くなる「暑い」日が続きました。気温が高くなると、何となくぼんやりとしてしまい思考力の低下をきたすようです。それがそのまま眼の力を落としてしまうのか、考えていない目は焦点も定まらず、力を感じさせないものです。

 眼の力のなさが、顔の造作全体に影響を及ぼすのでしょうか。ぼんやり顔で思考停止を感じさせる顔になることがあります。顔を見ても、威厳や威圧感を感じません。

 しかし今、暑さ寒さに関係なく力を感じさせない顔に出逢うことがあります。街の中での出逢いでもそうですが、最近TVの画面を通して見る、わが国の政治家諸氏の顔に感じるのは「顔力」の乏しさです。

 選挙のことだけを気にしているような先生方。同じテーマを繰り返して指摘し合う様子を見るにつけ、発言自体に力を感じないことがあります。

 顔に力を感じないと、未来を描いている顔に見えなくなってしまい、正面から現状の問題に立ち向かう雄々しい眼の力も感じなくなってしまいます。企業の経営においては、常に立ち至らない状況にならないように頭にも身体にも汗をかきます。

 顧客に向けて、新しい商品やサービスへの理解を得ようとする際のマーケティング担当者の「眼」と「顔」を見て欲しいものです。現実を直視する力があります。そして何よりも、未来を描こうとする遥か先を見る眼をしています。

 今、わが国で最もマーケティングを学ぶ必要があるのは、ひょっとすると国民から選ばれた議員諸氏かもしれません。

 マーケティングの原点は、自らの「顧客は誰か?」を考えること。考える顔には、人をひきつける「眼力」と「顔力」を感じさせるものです。(第132話に続きます)

2016-11-16%ef%bc%9a%e4%b9%9d%e5%b7%9e%e7%94%9f%e7%94%a3%e6%80%a7%e2%91%a0

 2016年11月の九州生産性本部での授業風景
株式会社マップス 
代表取締役 清野 裕司

当ブログの寄稿記事を元に加筆編集しました新書が出ましたので是非お読みください。

%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%b91

「清野裕司のマーケティング考 風を聴く」

今、経営に新たな思考力が求められています。市場にはどのような風が吹いているのでしょうか。風の音に耳を澄ませていると、次代に向けた風の通り道から、マーケティング思考で未来への道標が浮かんでくるかもしれません。それはまた、自分の心に吹く風の音を聴くことにも繋がるのではないか考えました。

※内容の案内/購入手続きはコチラ

http://www.mapscom.co.jp/kazewokiku.html

その他の書籍は下の写真をクリックしてください。

DSC_0165
その他の著書は上の写真をクリックしてアマゾンからご購入ください。

 

投稿者:

ジパング・ジャパン

「にっぽん」を世界へ、情報発信していく会社です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です