清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第128話)

 第128話:流れる時。刻む時。時を感じて重ねる歳。

 東京でビジネスをしていると、何となく人と接触しながら歩くことが多くなります。同じような街並みの地方中核都市の繁華街を歩いていても、意識さえしていれば人と接触することはそれ程ありません。しかし朝の通勤ラッシュ時間では、たとえ意識していようが、どうしても人とぶつかってしまいます。時の流れも早いようです。同じ時を刻んでいるにもかかわらず、周りの景観がそうさせるのか、地域によって流れ行く時がゆっくりしたものに感じることがあります。

 歳を重ねるに従って、一年を実感するスピードが速まると言われます。その流れを知るサインは、何で感じるのかによって異なるようです。学生であれば、折々の季節休暇が節目になるでしょう。自分の誕生日が来て一年、ということを感じる人もいるでしょう。自分の生活環境にどのような景観をもっているかによって、その実感する早さが違うように思えます。

 企業のマーケティング活動のスタッフとして参加するビジネスを主としていると、プロジェクト自体の時間の流れが一つの物差しになることもあります。そこには、都会も地方も存在していません。千km近く離れた九州でミーティングをしている時は、その空間が東京であろうが福岡であろうが、プロジェクトへの想いはいささかの違いもないからです。アルプスの山の麓に住んだ経験はありませんが、周りの景観から推測すると、周りの景色の時の流れは止まっているのではないかとも想像させます。

 マーケティングは、時の流れをつかむことから始まります。ただ流されるままに暮らせば、変化実感度も乏しくなってしまいます。家族の誰かの誕生日をもってして、時の節目とするのであれば、そこには自分自身の主役感覚が存在しなくなります。マーケティング・スタッフとしては感度が鈍いと言わざるを得ません。

 日々、自分のマーケティング感で時を感じることを大切にしたいと思います。(129話に続きます)

2016-11-16%ef%bc%9a%e4%b9%9d%e5%b7%9e%e7%94%9f%e7%94%a3%e6%80%a7%e2%91%a0

 2016年11月の九州生産性本部での授業風景
株式会社マップス 
代表取締役 清野 裕司

当ブログの寄稿記事を元に加筆編集しました新書が出ましたので是非お読みください。

%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%b91

「清野裕司のマーケティング考 風を聴く」

今、経営に新たな思考力が求められています。市場にはどのような風が吹いているのでしょうか。風の音に耳を澄ませていると、次代に向けた風の通り道から、マーケティング思考で未来への道標が浮かんでくるかもしれません。それはまた、自分の心に吹く風の音を聴くことにも繋がるのではないか考えました。

※内容の案内/購入手続きはコチラ

http://www.mapscom.co.jp/kazewokiku.html

その他の書籍は下の写真をクリックしてください。

DSC_0165
その他の著書は上の写真をクリックしてアマゾンからご購入ください。

 

投稿者:

ジパング・ジャパン

「にっぽん」を世界へ、情報発信していく会社です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください