清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第118話)

第118話:プロジェクトの運営は「縁」の連鎖を生み出すことです。

 同じ職業を長く続けていると、実にさまざまな出会いの中で自らが生かされていることを実感します。自分自身が出来ることは、何と狭く小さいことかということも思い知らされます。あるプロジェクトを想定しても、自分が果たした役割と領域は何だったのかと自問することが多くあります。「籠に乗る人担ぐ人、そのまたわらじを作る人」とはよく言ったもので、皆が籠に乗ったのでは本来の機能を果たすことが出来ません。

 マーケティングの領域では、さまざまな機能を統合することが求められます。一つひとつの機能がいかに優れていても、その連携効果を考えていなければ、大きな成果を期待することは出来ないからです。

 仕事の機能は、個人に依存することが多くあります。ということは、プロジェクトを円滑に進めるためには、どれ程専門性を持った人を知り、その知見やノウハウをいかにうまく使うかということが鍵になります。調査の分析は得意だが、仮説発想をすることが苦手な「分析脳」のスタッフ。逆に資料を読み込むのは苦手だが、面白いことを考え出すことなら誰にも負けない「発想脳」のスタッフ。共に苦手だが、場の雰囲気を整えプロジェクトを円滑に進める「潤滑脳」のスタッフ・・・。さまざまな脳が、ある目的によってお互いの力を出し合おうと働きかける。そこに連鎖構造が生まれ、新たな知見が偶発的に生まれてくることがあります。

 人との出会いは、相手を深く知ることによって、さも幼少の時からの友人であったような関係になることがあります。そこまではないものの、ちょっとした会話から自分のビジネスへのヒントとなる発想を得ることもあると思います。

 現在のビジネスは、過去モデルの繰り返し演習の環境にはありません。自分の頭で創造(想像)する環境です。従来以上に、知恵の連繋が求められているのです。単なる情報を超えた、人的なネットワークも必要です。

 今の時代。それは、「ビジネス縁の連鎖構造」を創出したものがリーダー役を担う時代ではないかと思います。(第119話に続きます)

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 2016年11月の九州生産性本部での授業風景
株式会社マップス 
代表取締役 清野 裕司

当ブログの寄稿記事を元に加筆編集しました新書が出ましたので是非お読みください。

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「清野裕司のマーケティング考 風を聴く」

今、経営に新たな思考力が求められています。市場にはどのような風が吹いているのでしょうか。風の音に耳を澄ませていると、次代に向けた風の通り道から、マーケティング思考で未来への道標が浮かんでくるかもしれません。それはまた、自分の心に吹く風の音を聴くことにも繋がるのではないか考えました。

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投稿者:

ジパング・ジャパン

「にっぽん」を世界へ、情報発信していく会社です。

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