清野裕司のマーケティング・コラム/風を聴く (第113話)

第113話:「当たり前のことをやり続けること」は当たり前に難しいものです。

 仕事の出来るビジネスマンを表する言葉のひとつに、「当たり前のことを当たり前にやる」という表現があります。確かに、やらなければならないことを、さもなくやる遂げることは何事においても基本であることに違いはありません。しかし、それがなかなか出来ずにいる場合の方が多いように思います。

 「朝早く起きることは健康に良い。グズグズとしていては、かえって身体によくない。何よりも心にゆとりがなくなってしまう」という当たり前のことが、なかなか出来ないのです。「使ったものは、元あった場所に戻しておく」。その通りです。ましてやオフィスにおける共有の備品類であればなおのことで、自分さえ良ければ他人のことは知らないでは通りません。ところが、そのようなことでも出来ずにいることがあります。まるで幼稚園のクラスで聞いたような決まりごとです。

 暮らしの基本もそうですが、仕事の進め方にも基本があります。自分の今やっていることの逐次報告。プロジェクト対応における次ステップの想定と準備。プロジェクト・アウトプットの早期想定とそのための段取り。業務遂行における自分自身の役割認識とその対応・・・。どの一つをとっても創造性が要求されるものです。決められたルールがあるものであれば良いのですが、そうでないものもあります。自分自身が「当たり前」を創っていかなければならないものもあります。決めたならば守り続ける。そうすると、いつかそのやり方が周囲の当たり前になります。

 では、企業の行動における当たり前とは何でしょうか。企業は経済行為をする集団ですが、その行為は社会に役立つものであることが大前提です。社会に対して嘘をついてよいという当たり前はあり得ません。時にマスコミをにぎわす、企業の嘘つき行為の数々。トップが頭を下げる姿を見るにつけ、企業行動の「当たり前」とは何かを、幼稚園時代に戻って考え直した方が良いような気がしてしまいます。(第114話に続きます)

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 2016年11月の九州生産性本部での授業風景
株式会社マップス 
代表取締役 清野 裕司

当ブログの寄稿記事を元に加筆編集しました新書が出ましたので是非お読みください。

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「清野裕司のマーケティング考 風を聴く」

今、経営に新たな思考力が求められています。市場にはどのような風が吹いているのでしょうか。風の音に耳を澄ませていると、次代に向けた風の通り道から、マーケティング思考で未来への道標が浮かんでくるかもしれません。それはまた、自分の心に吹く風の音を聴くことにも繋がるのではないか考えました。

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投稿者:

ジパング・ジャパン

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